人間は独りで学習すべきである

僕は勉強が好きです。しかし初めから好きだったというわけではなく、環境を変えてから勉強が好きになりました。それは、勉強が嫌いな人を自分の周りから除去したことです。

家庭教師として各ご家庭に向かうと、スピーカーのように「勉強しなさい」と鼓舞する方々が散見されますが、そう言う方々は間違いなく勉強が嫌いです。そして自分が嫌いなことを押し付けるのです。

自分の好きなバンドやスポーツチームを他人に紹介する時、「聴けよ」「観ろよ」と紹介する人はあまりいないのではないかと思います。本当にそのバンドやチームが好きならば、それについて熱く語り、そのよさをわかってもらおうとするはずです。そしてこういうはずです。「是非聴いてみて、観てみて!」人に何かを(例えば勉強を)勧めたいなら、まず自分が好きになりましょう。まず隗より始めよ、とは有名な中国の諺ですね。

程度の差はあれ、人の思考・判断は今いる環境とこれまでの経験の2つに支配されています。もし勉強を好きになりたかったら、独りになりましょう!

独りでいる限り、自分の好きなことを自分の好きなように選択し、そして好きなタイミング、好きな場所で学習することができます。学びたいと感じる時が、一番吸収効率の高い時期ですから、独りでいれば常に効率のいい学習ができるのです。そして独りでいれば、あなたに勉強とやらを強制するものも存在しません。

身体と精神の自由を保障されている、いい時代・いい国家を生きているのですから、それを満喫しない手はありません。

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