1.西向くサムライ
小の月(30日以下の月のこと)を覚えるための語呂合わせ。おそらく生まれて始めて習った語呂合わせがこれ。「士」を「さむらい」と読ませる表外読みの美しさに感動した記憶がある。
2.新幹線はカリアゲ
火成岩暗記ツール。思い出補正によるランクイン。中学の理科の先生(2年?)から教わったのが、なぜか記憶に残っている。「リカちゃん焦ってゲロはいた」より優秀。いずれも超苦鉄質岩の橄欖岩が入らない。
ちなみに花崗岩は御影石の別名である。
3.富士山麓おうむ鳴く
√5の概数を覚えるゴロ。富士山は美しい。美しいものはランクイン。よって富士山と付くものはランクイン(富士山理論)。開平法は知らん(忘れた)。
4.借りかなまあ当てにすなひどすぎる借金
イオン化傾向を覚えるための語呂。思い出補正によるランクイン。理科の先生(中3担任)から教わり、なぜか鮮烈に記憶している。最初のリチウムが抜けているため、語頭に「リッチな」などと補完する人多数。
5.富士山みたいに皆なろう
富士標高の語呂合わせ。富士山理論によりランクイン。そうでなくても、かなり美しい語呂だ。
6.火縄くすぶるフランス革命
イメージと語呂が合致している美しい語呂合わせの一つ。世界史の年号においておそらく重要な年号ではなかろうか。CGSチャンネルというYouTubeチャンネルの「じっくり学ぼう・日本近現代史」から輸入。
7.いちごパンツの本能寺
四谷大塚の水谷安昌先生が上梓された「おもしろまんが年代暗記」の表紙に書かれている語呂合わせ。織田信長がイチゴ柄のパンツを履くシュールな絵が目に浮かぶ。日本史の知識の一階部分を作り上げた本。まるまる一冊暗記しました。本当にありがとうございます。
8.身の上に失敗あるさ
ご存知球の体積公式。言葉が美しい。しかしπでなくτであればそもそも暗記する必要もなし。積分による導出は必須。玉ねぎの輪切りが目にしみる。
9.世界が春になったらアリの留守中にサンタをバットでコテンパンにしてほしいなあ
世界史が全く覚えられず、苦しかった浪人時代にネットの掲示板で見た四人のイブンとその功績に関する語呂合わせ。アリというのは蟻ではなく、モハメド=アリだと勝手に思っている。
10.白紙に戻す遣唐使
イメージと語呂が合致している美しい語呂合わせの一つ。これを境にして、日本独自の文化(国風文化)が発達したことまで含めて、どれをとってもスキのない語呂合わせだ。ちなみに第1回遣唐使・犬上御田鍬の年号は630年(ムーミン丸々太って遣唐使)。これも水谷先生の語呂だ。