接頭辞・接尾辞で知識を深めよう(接頭辞編)

結論:接頭辞・接尾辞を学習することで、言葉がある程度推測できるようになる。

「審美眼」という文字を見て、どんなものを想像しますか?言葉の意味を知らなかったとしても、「審査する」の「審」、「美しい」の「美」、そして目を表す「眼」という3つの漢字から、「美しさを審査するための目」であることが推測できるかと思います。これは英語も同じです。同じ意味を含む言葉の集合は、同じ接頭辞接尾辞がついています。例を挙げましょう。

re- 再び

start(始める)restart(再開する)
read(読む)reread(再読する)
write(書く)rewrite(書き換える)
do(する)redo(再試行する)
gain(得る)regain(取り戻す)
invest(投資する)reinvest(再投資する)
make(作る)remake(作り直す)

リメイク版やリライトなどはカタカナ語としても馴染み深いかと思います。

dis- 否定

like(好き)dislike(嫌い)
respect(尊敬する)disrespect(軽蔑する)
cover(覆う)discover(発見する)
honor(名誉)dishonor(不名誉)
joint(関節、接合部分)disjoint(脱臼させる、ほぐす)
persuade A into B(Aを説得しBさせる)dissuade A from B(Aを説得しBをやめさせる)
card(カード)discard(不要なカードを捨てる)

動詞だけでなく、名詞に付けることも可能です。また、discardのように、名詞にdisをつけ、動詞化するというのも、英語によくあるパターンです。

最後にもう一つ接頭辞を紹介します。これはかなり難しいです。

litho- 石の

  • リチウム lithium(高校化学で習います)
  • 旧石器時代 paleolithic(小学生から歴史で習います)
  • リソスフェア lithosphere(高校地学で習います)

接頭辞を習得したことが、他の分野で役立つのです。星の数ほどある世界の言葉を覚えていくのは非常に大変です。推測を可能にする接頭辞・接尾辞が、言葉を効率的に習得するにあたって強力な道具となります。

次回は接尾辞を扱います。お楽しみに。

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